2005年1月24日

ミュンヘンは大雪で、冷蔵庫の中にいるようです。朝、屋外に出ると早くも歩道は雪かきがされて、滑り止めの砂利がまかれています。オレンジ色の作業服を来たトルコ人たちが、せっせと除雪作業を行っているのです。雪かきの速さは、いかにもドイツらしい手際のよさを感じさせます。高い税金を払っているのだから、こういう公共サービスがきちんと行われるのは当たり前だとも思いますが・・・・・・。

昨日は近くの映画館でマーチン・スコセッシの最新作「Aviator」を観ましたが、なかなかの佳作でした。アカデミー監督賞をとってもおかしくない出来だと思います。前作「ギャング・オブ・ニューヨーク」よりも万人向きの作品ではないでしょうか。

ハワード・ヒューズのような飛行機マニアに限らず、一つの物にこだわる人は、多かれ少なかれ周囲の人には理解できない、奇人のような面があるのではないでしょうか。それにしてもヒューズの飛行機といえば、あのばかでかい飛行艇と、ベトナム戦争でも使われた卵形のヘリコプター、ヒューズ・カイユースくらいしか思い浮かびません。それもやはりこのへんてこりんな社長さんのせいだったのかもしれませんね。

あと1週間でイラク初の議会選挙が行われます。やはりサダム時代に抑圧されていた多数派である、シーア派が勝つのでしょうか。最近ヨーロッパでは、イラン情勢についての記事が目立ちますが、ブッシュの次の攻撃目標になる可能性が高まっているからかもしれません。